S邸基本計画
工事も順調に進み、いよいよ造作工事に入った。 家の骨格が形になるに従い、ご家族はもちろんのこと、工事関係者も期待にときめきを覚える。骨格では実感できなかった進捗も、この頃になると日を追って姿が形に現れる。 野球でいう6回 …
東京S邸について
東京で住宅の現場が始まった。 ホームページから訪ねてくれた方で、是非とも木の家を建てたいという。 若々しい30代のご夫妻である。 <建て方の風景> 初めて訪ねてこられたのが一昨年の春 …
木材資源の状況
さる10月31日、かねて紹介したフォーラムに招かれた。 地元産出の木材を使った家づくりをテーマに企画したもので、青森県の主催によった。国土の7割の森林資源を持つ我が国でありながら、国産材の使用はたったの2割という。 木材 …
街並み再生フォーラム
このたび青森県の主催による、県産材を活用した街並み再生プロジェクトのフォーラムで、前田さんが講演をすることになりました。 10月31日午後2時より、工藤真治先生の「県産材を使った家づくり」の講演の後、3時より「木の家、日 …
T邸竣工ー5.(まとめに)
竣工したのが今年の6月で、すでに4ヶ月が過ぎた。 施主のTさんには好評のようで、まずは胸をなで下ろしている。 完成間際に開いた見学会には多くの人が来宅し、取材に訪れた複数の地元紙でも大きく取り上げられるなど、木の建築を見 …
T邸竣工ー4.(ダイニング)
リビングの奥がダイニングになる。 全体が一室に繋がるのだが、リビング、ダイニングと異なる用途それぞれの領域に、如何に独自色を持たせられるかが、LDKを作る見せどころでもある。 両方とも南西の庭に面して連なっている。 …
T邸竣工ー3.(リビング)
抑制された玄関ホールの引戸を開けると、途端に大きな空間に放り込まれる。 T邸のリビングである。 およそ3間四方の空間に、上階を吹抜くダイナミックな架構を現しながら、南西に向いた窓からは燦々と日差しが差し込む。光は木肌を屈 …
T邸竣工ー2.(玄関)
和室前の緑を横目で見ながら、正面の格子を回り込むよう建物に入る。 アプローチの石段からは、二度屈折することになる。 格子と庇の屋根に囲われた扉を開けると、一気に視界は解き放たれ、広々とした空間が広がる。T邸の玄関である。 …
T邸竣工ー1.(アプローチ)
HPでも先だって紹介したので、既にご覧頂いたかも知れない。 木の家T邸が完成した。 「是非とも木の家を」と話してたTさんも、引き渡しには大いに喜んでくれた。 改めて紹介しよう。 <T …
森別邸竣工ー5.
玄関の格子戸を開けて建物に入る。 土間に続いて式台を設け、一間幅の取次を経て次の間に至る。 次の間向こうの障子を開ければ視線は突き抜け、続く茶室の屋根に空間の奥行きを望む。 <玄関から次の間を経て …