二軒茶屋についてー2.
内宮の参道に面した立地に二軒茶屋は建つ。 間口の小さな建物は、溢れる人並みに、たちまち呑み込まれそうだ。 対岸に山々を望み、江戸から変わらぬ町割りに往事の面影を伺う。 具体的な計画に入ろう。 …
二軒茶屋についてー1.
二軒茶屋について、何件か問い合わせを頂いた。 具体的な主旨を述べてなかったので、改めてここで紹介したいと思う。 新五十鈴茶屋の着工年に竣工し、五十鈴川と向かい合って作った3作目となる。 大工を初め、各職方は地元の職人たち …
第41回中部建築賞受賞
謹んで新春のお慶びを申し上げます。 旧年中は多くの方にご高覧を賜りまして、厚く御礼申し上げます。 申し遅れましたが、このたび、第41回中部建築賞を受賞しました。 昨年の受賞に続いてのことで、重ねて御礼申し上げます。 この …
東京S邸平面計画(2)
高さのある扉を開け、若夫婦の玄関に入る。 襖向こうには、半間幅の廊下を挟んで家族室が繋がる。 廊下は両親の玄関とも繋がり、家族室は両家族が自由に使える位置にある。 <2階平面図> 玄関 …
東京S邸平面計画(1)
東西を住宅地に挟まれ、北側には低層のマンションが建つ。 敷地南西には桜の大樹が2本あり、南には6mの道路が取り付く。 地盤は道路より50㎝ほど上がり、そのまま周囲の土地と平坦に繋がる。 桜を活かしたいことからも、東側のア …
計画段階の本質
「う~ん」。どうも気に入らないらしい。 今では、図面を見せたときの反応で相手の可否が分かる。 こちらも動ぜず、ひと呼吸おきながら、感じたことを伺っていく。 具体的な形を前にすると、気付いたことが初めて言葉になる。 ・話 …
S邸基本計画
工事も順調に進み、いよいよ造作工事に入った。 家の骨格が形になるに従い、ご家族はもちろんのこと、工事関係者も期待にときめきを覚える。骨格では実感できなかった進捗も、この頃になると日を追って姿が形に現れる。 野球でいう6回 …
東京S邸について
東京で住宅の現場が始まった。 ホームページから訪ねてくれた方で、是非とも木の家を建てたいという。 若々しい30代のご夫妻である。 <建て方の風景> 初めて訪ねてこられたのが一昨年の春 …
木材資源の状況
さる10月31日、かねて紹介したフォーラムに招かれた。 地元産出の木材を使った家づくりをテーマに企画したもので、青森県の主催によった。国土の7割の森林資源を持つ我が国でありながら、国産材の使用はたったの2割という。 木材 …
街並み再生フォーラム
このたび青森県の主催による、県産材を活用した街並み再生プロジェクトのフォーラムで、前田さんが講演をすることになりました。 10月31日午後2時より、工藤真治先生の「県産材を使った家づくり」の講演の後、3時より「木の家、日 …