別業建築へ
今年の初めから石巻へ通っている。 松島海岸を車窓に眺めながら、仙台から電車を乗り継いでいく。 当初、とにかく風が強いという印象だった。冬の間はいつもこうなのだという。 体感温度は格段に低い。 医師である森 芳正先生の招請 …
陰翳の効用
いよいよ最終回です。 「四季の暮らしと室礼」、如何でしょうか。 ただただ呆然と暮らしていると、大事な季節をすっかり逃してしまうことに気付かされました。 四季のある環境にいながら、勿体ないことですよね。 それでは最後までど …
家のつくりやうは夏をもってすべし
いよいよ終盤に差し掛かってきました。 彼の兼好法師の言葉ですが、この言葉の中にも日本という中で建てる家のあり方が、説かれているように感じます。前置きはとにかく、本論を聞きましょう。 ~ 家のつくりやうは夏をもってすべし …
四季の室礼<夏>
塾の講義は五月に行われたこともあって、当初はこれから迎える夏に向けた話を・・・・ということだったそうです。ただ夏だけでは話にならないので、四季の室礼としたと、前田さんから聞きました。 夏も過ぎた今となっては・・・・・・・ …
四季の室礼<春>
少し間が空いてしまいました。 すっかり秋になって朝晩は肌寒くなってきました。 こうして季節が移り変わって行くんですね。 四季の暮らしと室礼、今回は春です。 それでは、どうぞ。 ~ 四季の暮らしと室礼<春> ~ 節分です …
四季の室礼<冬>
また残暑が、このところぶり返してきています。 皆さま如何お過ごしでしょうか。 季節とは正反対ですが、話の流れですのでご容赦下さい。 「四季の暮らしと室礼」、冬の室礼を講義の内容からお届けします。 ~ 四季の室礼<冬> …
四季の室礼<秋>
私たち日本人は、四季の移り変わりの中で暮らしを営んできました。 その四季を真っ向から受け入れることで、楽しみを見出してきたのでしょう。 先回の前田さんの話の中に、「積極的な暮らし方が室礼になる」というようなことがありまし …
室礼の中の道具ー2.
祇園祭の話で、長らく中断してしまいました。 「四季の暮らしと室礼」、前田さんの講義の続きです。 室礼の中の道具、私たちは、こうした道具を駆使して暮らしを営んできました。 道具のない日本家屋での生活なんて考えられません。日 …
ハレの日の室礼 -3 (祇園祭りによせて)
お久しぶりです。 ここのところ夏らしくない日が続きます。 先日なぞは秋のような気候でしたね。 皆さま、体調など崩しませんようお気をつけくださいませ。 さて、ハレの日の室礼、祇園祭の続きです。遅くなりましてすみません。 午 …
ハレの日の室礼 ー2 (祇園祭によせて)
暑い日が続きます。 皆さま如何お過ごしでしょうか。 さて、祇園祭に飾られたハレの日の室礼についての続きです。 少々間が空いてしまいすみません。 前回書きましたように、300年来のお家柄の河村家。祇園祭神幸祭で巡行する、中 …