ひとことご挨拶まで

ひとことご挨拶まで

ひとことご挨拶申します。 先回以来、皆さまからお電話や手紙、メールなどをたくさん頂きました。 感想から激励まで、HP刷新にあたって、改めて皆さまに支えられていることを強く実感しました。心から厚く御礼申し上げます。 これを …

ホームページ刷新にあたって

ホームページ刷新にあたって

いつもブログにお立ち寄りいただき、厚く御礼申し上げます。 暮らし十職の前田です。 このたび、私たちのホームページを刷新いたしました。 未熟ながらも自分のスタンスを示すものが出来たのではないかと思っています。 これまでの主 …

小間 「龍華庵」(茶の湯サロン5,)

小間 「龍華庵」(茶の湯サロン5,)

鞘の間を挟んで広間と向かい合わせに、四畳半の小間が添う。 多くの方に使っていただくには、普遍性を持った形が望ましいとの思いと、さまざまな催しに対応できる続きの間としての性格から、四畳半とした。 四畳半は広間としても、小間 …

広間と桐板(茶の湯サロン4,)

広間と桐板(茶の湯サロン4,)

茶室だけで茶の湯はできない。 点前だけで茶事が成り立たないのと同じである。そのように露地は茶の湯へのタイムトンネルみたいなもので、露地がない茶室は”本格的な茶事には使えない”、といっていい。 階段を上がると鞘の間が中央を …

露地と蹲踞(茶の湯サロン3,)

露地と蹲踞(茶の湯サロン3,)

腰掛け廻りを見る。 亭主は席中の用意が調うと客を出迎え、ここで初めて主客は顔を合わせる。 が言葉は交わさない。互いに黙礼を交わすのみである。 これを「迎え付け(むかえつけ)」と呼ぶ。 亭主の黙礼は、「これよりどうぞお入り …

露地のいりぐち(茶の湯サロン2,)

露地のいりぐち(茶の湯サロン2,)

左座さんが催す「常楽会」、という茶の湯の集まりがある。 ”茶の湯サロン”を、といったのも、その裏付けがあってのことだろう。 彼はその名を取って、このサロン全体を”常楽苑”と冠した。茶の湯だけに限らず、さまざまな日本文化の …

茶の湯サロン完成

茶の湯サロン完成

最初に話を頂いたのが、2005年秋のことだった。 基本設計を書いて東京駅で渡したのが、その年の押し迫った12月。 年が明けてからはS氏自邸の基本設計、同じく彼の自邸の茶室。実施図作成。 続いて今回の実施設計から工事へと、 …

山口邸竣工式

山口邸竣工式

先日、待望の山口邸の竣工式に招かれました。 ついこの間まで、工事現場さながらの状態だったのに、と思ったのも束の間。 いよいよ完成です。 雨を吸い込み青々と茂った芝生、庭師 植甚さんによって見違えるような庭が完成していまし …

新五十鈴茶屋計画(10) <職人の仕事 2>

新五十鈴茶屋計画(10) <職人の仕事 2>

軒先瓦も見ていただこう。 主屋は月の満ち欠けをかたどったものを、目に近い下屋には12ヶ月の花を月ごとに並べている。菓子屋としての季節感をあらわしたいと思ってのことだ。 この瓦、以前仕事を一緒した、淡路の新光窯業 古東(こ …

新五十鈴茶屋計画(9) <職人の仕事>

新五十鈴茶屋計画(9) <職人の仕事>

五十鈴茶屋のもうひとつのテーマが「野遊び」である。 簡単にいえば、ピクニックのすすめ、といえようか。 「提げ重」といって江戸時代以降、外で遊ぶための弁当箱などにも日本人は趣向を凝らしたものを残している。粋な遊びをしたもの …