上徒士町の家ー竣工4
キッチンの背後にはユーティリティとして洗面、トイレを設けるとともに、建物北側には浴室から脱衣室、家事室とが一直線につながる。ご夫妻とも仕事を持たれていることから、なるべく家事動線を短く、それを機能的に接続させることで、家 …
上徒士町の家ー竣工3
玄関を入ると右手に和室を設え、その続きにLDKへとつながる。和室は客間としての要素もあるが、1階全体をワンルームとして、家族が時々の居場所を確保するための、ひとつの要素として設けている。 <和室からLDKを望む> ダイ …
上徒士町の家―竣工2
計画にあたって思ったのは、既存に建つ両親の家と、この度の家をどうつなぐかだった。それは家族の距離感の問題でもあり、日常を送る中でどのような交流が相応しいかということを探ることでもある。敷地は東西に長く、よって南面する敷地 …
上徒士町の家―竣工1
上徒士町の家が竣工した。依頼があったのが今から3年半ほど前で、以前この地で設計した住宅をご覧いただいた上でのお話しだった。時間はかかったが、その間にさまざまな話をご夫妻と交わしながら設計を纏め、工事に取り掛かった。30代 …
茶陶の工房、茶室1.
名古屋で明治初期から続く茶陶の工房と茶室に取り組んでいる。かれこれ4年前に依頼があって設計を進めてきた。現在工事も着々と進み、建物の骨組みから屋根が葺き終わり、外壁周りに取り掛かっている。 <前面道路より建物全体を望む> …
福岡の茶美術商
福岡で茶美術を商う店を作った。 かねてからの依頼主の希望もあり、曽祖父が店を起こした天神で店を開きたいと、場所を捜し歩いていたという。18坪ほどの小さな店だが、彼の思う茶の湯の世界を、ぜひとも実現したいと、たっての依頼だ …
棟梁 中里政義
新春のお慶びを申し上げます。 旧年中はブログの更新も滞り、思うように仕事を伝えられずにおりました。 年々なまけ癖が募るばかりで、恥ずかしいことながら、本年もよろしくお願いします。 <中里政義棟梁> 年も明けて、昨日から少 …
歳末にあたって
今年も残すところわずかとなった。 まだ仕事は残っているものの、何かと慌ただしさばかりが募って手につかない。 賀状も手がつかず、書かねばならないことも手つかずだ。それでもクリスマスともなると、今年も終わるんだという実感に包 …
三沢の数寄屋<屋根>
すっかりと更新が途絶えてしまって、何とも忸怩たる気持ちが拭えない。 コロナが次第に落ち着きを見せ、仕事の方も動き出して出張が続いている。 それでも、やることが詰まっている状況には満足している。 暫く頑張って、乗り切りたい …
三沢の数寄屋<上棟>
すっかりブログの更新が滞り、誠に忸怩たる思いでいる。 コロナ禍で仕事のキャンセルもあったが、ここにきて以前の状態に戻った。とにかく出張続きで机に向かっている時間がないので、移動中にノートに向かってスケッチする時間が長くな …