三沢の数寄屋<竣工間近>

年明けから本格的に外構工事に取り掛かったが、寒冷地特有の雪の影響などがあって時間がかかっている。漸く周囲の塀や表門もできてきて、植樹も表門前を含めてほぼ植え終わった。春先から塀の左官や土間、アプローチの延段などに取り掛かってきたが、塀の瓦や表門前のピンコロ石が遅れて工期が伸びている。一方、庭は順調な仕上げに入って、今は芝生や砂利敷きなどのグランドカバーを施しながら整えている。

<表門周りを望む>

<表 門>

<アプローチ苑路を望む>

<正面玄関を見る>

<玄関前の降りつくばい>

<苑路を望む>

<建物土縁から南庭を望む>

<苑路に沿った枯流れと芝庭を望む>

<南庭から建物を望む>

<苑路から西玄関を望む>

<芝庭から紅葉山を見る>

<西玄関へのアプローチ>

<砂利敷きの紅葉山>

<西玄関を望む>

竣工までもう一息となった。それでも細々した箇所が残っていて、7月いっぱいは掛かる見込みだ。芝生も植えたばかりで、掛け土をしているので緑が見えないが、竣工あたりには青々した清涼感が漂うのではと期待している。

建築に関わる職人も、庭の職人も、最後の完成に向けて気を吐いている。先日、施主の好意でかかわった現場の職人衆を一堂に集めてBBQを催してくれた。着工前の更地の時から一緒に戦ってきた仲間である。これだけの大きさの建築も庭も、易々とできることではないので、気持ちをひとつに頑張ろうと、互いを励まし合っていた。

明日からまた現場に赴くが、行くたびに少しずつ出来上がるところを見られるのは嬉しい。最期の大詰めまで、気を抜かずに勤め上げたいと思っている。

 

(前田)