新生餘慶庵

新生餘慶庵

正月明け以来、20日も出張が続いている。 何をしているのか自分でもわからない。 瞬く間に過ぎてしまった、というのがこの月の印象である。             <瑞峰院表門より> 昨年、京都大徳寺の瑞峰院より、茶室の屋根 …

年頭にあたって

年頭にあたって

新年のお慶びを申し上げます。 早々に賀状を頂きまして、改めて厚く御礼申し上げます。 年頭にあたり、今年一年、稔りある歳にと決意を新たにしています。 本年も宜しくお願い申し上げます。 昨日から仕事始めとした。 少しでも休む …

年の瀬を迎えて

年の瀬を迎えて

この暮れは殊のほか寒さが堪えていて、特に膝が痛くて仕方がない。 とはいえ、残す日もわずかとなり、年の瀬を迎えた。 各地で仕事納めと忘年会が続いてるが、来週、伊勢で最後の打ち合わせをして戻る予定だ。年の瀬に笑って呑めれば幸 …

伊勢の町家「伊賀くみひも平井」<竣工3>

伊勢の町家「伊賀くみひも平井」<竣工3>

ひと月間続いた出張も先日終わり、この数日は机を前にしている。 気づけばすでに11月も終盤で、庭のハナミズキも葉が落ち、早や師走の足音が聞こえる候となった。 伊賀くみひもの続きを。                 <正面か …

伊勢の町家「伊賀くみひも平井」<竣工2>

伊勢の町家「伊賀くみひも平井」<竣工2>

先日の台風は伊勢でも驚く被害が出た。 幸い事務所は被災を免れたが、居合わせたホテルは翌日も麻痺していた。 自然の威力を目のあたりにすると、改めて人の脆弱さを痛感する。 被災された多くの方に、重ねてお見舞い申し上げたい。 …

伊勢の町家「伊賀くみひも平井」<竣工1>

伊勢の町家「伊賀くみひも平井」<竣工1>

随分と更新が滞ってしまった。 各地の現場や、新たな仕事の図面などに加え、今年は地元の自治会長を引き受けたものだから、4月以降、週末の2日間が全て取られていた。 これも今週の体育祭でおよその行事が終わるとあって、胸をなで下 …

慧然寺境内整備(上棟)

慧然寺境内整備(上棟)

夏も盛りと毎日暑い日が続く。 今年は全国的に空梅雨だったわりに、局所的な豪雨が多いようだ。 大きな目で見れば、異常気象なんてないと気象庁がいっていたようだが、やはり季節柄が感じられる気候がいい。              …

小田原の仕事

小田原の仕事

連日、九州豪雨による被害のニュースが届く。 熊本地震に次いでのこの惨事に言葉も出ない。多くの方の艱難を思うと、我が身の平凡な日常さえも、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。 改めてお見舞い申し上げたい。           …

福聚寺庫裏<上棟>

福聚寺庫裏<上棟>

梅雨に入ったというのに、一向に雨らしい雨がない。 現場にとっては嬉しいが、季節らしさが少なくなっているのは寂しい。 暫く出張が続いたが、ようやくこの数日、机を前に座っている。                 <福聚寺参道 …

鮨さかい<竣工3>

鮨さかい<竣工3>

アプローチを歩いて、客は店内へと誘われる。 歩かせる空間が欲しいと、はじめに求められていた。そこで、入口に片屋根の腰掛けを設けて溜まりを作り、回り込むようにアプローチする。 アイストップに中敷居窓の明かり障子を入れ、照明 …