伊勢の町家「伊賀くみひも平井」<竣工3>
ひと月間続いた出張も先日終わり、この数日は机を前にしている。 気づけばすでに11月も終盤で、庭のハナミズキも葉が落ち、早や師走の足音が聞こえる候となった。 伊賀くみひもの続きを。 <正面か …
伊勢の町家「伊賀くみひも平井」<竣工2>
先日の台風は伊勢でも驚く被害が出た。 幸い事務所は被災を免れたが、居合わせたホテルは翌日も麻痺していた。 自然の威力を目のあたりにすると、改めて人の脆弱さを痛感する。 被災された多くの方に、重ねてお見舞い申し上げたい。 …
伊勢の町家「伊賀くみひも平井」<竣工1>
随分と更新が滞ってしまった。 各地の現場や、新たな仕事の図面などに加え、今年は地元の自治会長を引き受けたものだから、4月以降、週末の2日間が全て取られていた。 これも今週の体育祭でおよその行事が終わるとあって、胸をなで下 …
慧然寺境内整備(上棟)
夏も盛りと毎日暑い日が続く。 今年は全国的に空梅雨だったわりに、局所的な豪雨が多いようだ。 大きな目で見れば、異常気象なんてないと気象庁がいっていたようだが、やはり季節柄が感じられる気候がいい。 …
小田原の仕事
連日、九州豪雨による被害のニュースが届く。 熊本地震に次いでのこの惨事に言葉も出ない。多くの方の艱難を思うと、我が身の平凡な日常さえも、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。 改めてお見舞い申し上げたい。 …
福聚寺庫裏<上棟>
梅雨に入ったというのに、一向に雨らしい雨がない。 現場にとっては嬉しいが、季節らしさが少なくなっているのは寂しい。 暫く出張が続いたが、ようやくこの数日、机を前に座っている。 <福聚寺参道 …
福岡西中洲の鮨店(3)
アプローチを歩いて、客は店内へと誘われる。 歩かせる空間が欲しいと、はじめに求められていた。そこで、入口に片屋根の腰掛けを設けて溜まりを作り、回り込むようにアプローチする。 アイストップに中敷居窓の明かり障子を入れ、照明 …
福岡西中洲の鮨店(2)
谷川建設の好意もあって、見積りもおよそ望む額で納まり、工事に向けて動き出すこととなった。幸い監督の村上さんが、折しも博多転勤となり、この現場を担ってくれることになった。 かつて熊本での一夕、胸襟を開いて痛飲した仲である。 …
福岡西中洲の鮨店(1)
福岡の西中洲で鮨店が完成した。 3月はじめに開店を向かえ、順調な滑り出しを向かえているようだ。 店主は堺さんという、まだ三十代の若者で、誠実な人柄が姿勢から伝わってくる希有な人である。 …
千葉県建築文化賞受賞
ひと雨ごとに春が近づいてくるのが分かります。 土のにおいや、温気が立ち上るこの空気が、たまらなく躍動感を刺激します。 皆さまお変わりありませんか。 <庭から見る建物全景> このたび、第2 …