新生餘慶庵<竣工2.>

新生餘慶庵<竣工2.>

幾度かの改修を経てきたものの、経年とともに痛みがひどくなった。 原因は繰り返した増築と、納まり切れていない屋根形状にあった。 そこで、全体の屋根を撤去し、ひとつの大きな屋根で覆うことで対処しようとの結論に至った。     …

新生餘慶庵<竣工1.>

新生餘慶庵<竣工1.>

HPでも紹介したが、餘慶庵の改修が竣工した。 工期が短く、当初はかかわる皆が無理ではないかといっていたが、何とか多くの人の協力を得て、無事に竣工にこぎつけた。このような場所での仕事に、職人にとっても心に残る仕事となったこ …

ホームページ更新

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今年は災害の多い一年となってしまいました。 被災された方には心よりお見舞いを申し上げます。 安穏に日々が過ごせる有り難みを、改めて噛みしめる思いです。 一刻も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。             …

慧然寺境内整備<竣工6.>

慧然寺境内整備<竣工6.>

庭は京都の吉田造園が手がけた。 吉田さんはいつも穏やかな表情で、こちらの意図を丁寧に聞いてくれる。私は元あった樹木の状態を知らずに設計に入ったこともあって、大部分を吉田さんの目に託した。          <書院入側から …

慧然寺境内整備<竣工5.>

慧然寺境内整備<竣工5.>

玄関から大廊下の正面突きあたりに、寄付のひと部屋を設けた。 猫間障子から見える主庭の緑が、来る人に期待を抱かせる。 見えるようで見えないことに、人は奥ゆかしさを感じるのだろう。                   <寄  …

慧然寺境内整備<竣工4.>

慧然寺境内整備<竣工4.>

玄関を上がると、取次をかねた大廊下に出て各所へと結ばれる。 天井には幅2尺、長さ7mの杉の中杢板を布張りとし、床板は赤松の幅7寸ほどを1寸の厚みで張っている。2階の床高をなるべく低く抑えて外観に反映させるため、要所に2階 …

慧然寺境内整備<竣工3.>

慧然寺境内整備<竣工3.>

短期間で材料を集めねばならないとあって、すぐに手配に走った。 業者決定が10月半ばだったため、樹木の伐採時期と重なったのは幸いだった。 庫裏と書院だけでも140坪超の面積があり、大量の木材が求められた。          …

慧然寺境内整備<竣工2.>

慧然寺境内整備<竣工2.>

今年の暑さは常軌を逸している。 些か暑気あたり気味で、何とも身体が辛い。 梅雨が早く明けてしまったこともあるが、温暖化の影響も相当大きいのではないかと思う。慧然寺の続きを。                <本堂前から庫裏 …

慧然寺境内整備<竣工1.>

慧然寺境内整備<竣工1.>

今年は異常に早く梅雨が明けてしまい、毎日の暑さに閉口している。 昨月中に仕上げる小田原の実施設計も、漸く書き切れることができた。 溜まった雑用をこなし、また新たな計画に取り掛かろうと思う。               < …

西白山台の家<上棟式>

西白山台の家<上棟式>

すっかり梅雨らしい毎日が続いている。 小田原の仕事の締め切りが近づいているものの、未だに考えがまとまらない。こういうときがつらいときで、決断しきれないもやもやが梅雨空と重なる。             <リビング吹抜を見 …