慧然寺境内整備<竣工5.>
玄関から大廊下の正面突きあたりに、寄付のひと部屋を設けた。 猫間障子から見える主庭の緑が、来る人に期待を抱かせる。 見えるようで見えないことに、人は奥ゆかしさを感じるのだろう。 <寄 …
慧然寺境内整備<竣工4.>
玄関を上がると、取次をかねた大廊下に出て各所へと結ばれる。 天井には幅2尺、長さ7mの杉の中杢板を布張りとし、床板は赤松の幅7寸ほどを1寸の厚みで張っている。2階の床高をなるべく低く抑えて外観に反映させるため、要所に2階 …
慧然寺境内整備<竣工3.>
短期間で材料を集めねばならないとあって、すぐに手配に走った。 業者決定が10月半ばだったため、樹木の伐採時期と重なったのは幸いだった。 庫裏と書院だけでも140坪超の面積があり、大量の木材が求められた。 …
慧然寺境内整備<竣工2.>
今年の暑さは常軌を逸している。 些か暑気あたり気味で、何とも身体が辛い。 梅雨が早く明けてしまったこともあるが、温暖化の影響も相当大きいのではないかと思う。慧然寺の続きを。 <本堂前から庫裏 …
慧然寺境内整備<竣工1.>
今年は異常に早く梅雨が明けてしまい、毎日の暑さに閉口している。 昨月中に仕上げる小田原の実施設計も、漸く書き切れることができた。 溜まった雑用をこなし、また新たな計画に取り掛かろうと思う。 < …
西白山台の家<上棟式>
すっかり梅雨らしい毎日が続いている。 小田原の仕事の締め切りが近づいているものの、未だに考えがまとまらない。こういうときがつらいときで、決断しきれないもやもやが梅雨空と重なる。 <リビング吹抜を見 …
新生餘慶庵<竣工間際>
連休に入ったものの、これから溜まった仕事に掛からねばならない。 毎年、この連休と盆休みはこれに充てることにしている。 むなしくないかと問われれば、その通りなのだが、これも致し方ない。 今日から机に向かいだした。 …
福聚寺庫裏<桜咲く>
寺院の仕事が続いている。 これまで寺院の仕事などなかったのだが、続けざま飛び込んできた。先日の東京深川は漸く引き渡しを終え、ホッとするも束の間、福聚寺が佳境に入ってきた。 <観音堂から見る境内 遠くに枝 …
慧然寺落慶
今年の桜はあっけなかった。 例年楽しみにしている近所の桜があるのだが、今年は満開を見ることなく散ってしまった。春を感じる間もなくモミジの新芽が出てきて、新緑映える初夏も近い。 <法 …
西白山台の家<地鎮祭、材料検査>
すっかり更新が滞ってしまった。 昨年暮れの風邪から始まった体調不良が、ついに1月末から2月初旬にかけて寝込むこととなり、治ったと思ったらまた昨月末に風邪をこじらせてと、散々な今冬だった。 漸く春の気候に助けられて、今は毎 …