なかなかブログの更新も出来ずにいて、これではいけないと言い聞かせているものの時間が取れない。コロナ禍で、出張も4割程度しか出かけられないのだが、根が怠惰なことが災いしているのだろう。
気を持ち直して少し綴ろうと思う。
<南側外観を望む>
景色の良い土地に、セカンドハウスとして建てたいとの依頼から始まった。
太平洋の海から次第に山裾が始まり、奥深い山並みへとつながっていくすべてが望め、格好のロケーションが南に面して広がっている。北側が道路なので、この景色をわがもの顔に望める。
建物は極めてシンプルな平屋で、景色を存分に取り込むよう南を開放している。
南に向けて敷地が2段になっていて、その高台に建物を建て、下段を果樹園にしようかと施主と目論んでいる。
<室内から景色を望む>
既に工事は始まっており、夏の終わりには竣工になると思われる。
小さな建物だからこそ一つの納まりが大切で、慎重に進めている。打ち合わせ時にも刻々と変わっていく景色を眺めていると、気持ちがやすらぐ。日ごろから木を扱ってはいるものの、自然に囲まれた環境での仕事は多くないので、つい現場に長居してしまうのもそのせいだろう。
また進捗も含めて綴らせてもらおう。
自分の楽しみも含めて。
(前田)