今年はコロナ禍の影響もあって、思うように仕事も進まず、行事もなくなって季節感が全く持てない。こうした日常がいつまで続くのかと思うと暗然たる気持ちだが、この時を大事にして将来に備えることをすべきかと日々を送っている。
<甘味処 且座>
小田原の鈴廣かまぼことご縁を戴いて、5年ほど前から小田原通いを続けている。
国道1号線に沿って展開するかまぼこの里は、新年の箱根駅伝の小田原中継所としても有名なので、ご存じの方も多くおられることだろう。この場所は風祭といって、小田原と箱根をつなぐ場所であり、小田原から箱根鉄道に乗って箱根に向かうと、風祭の手前から急に「気」が変わってくる。
早川に沿った場所で、箱根に続く山並みがとてもきれいで、行くといつも気が休まる。
<大清水玄関構え>
この地を、かまぼこの里として作るおりに、古い民家を移築して施設に充てた。
その活用を模索し、心機一転この度改装の依頼があった。
いまは竣工直前で現場もバタバタしており、とても写真どころではないが、現場も職人も従業員の方と一緒になって気を吐いている。
また詳しくは竣工時に述べよう。
(前田)