新春のお慶びを申し上げます。
旧年中のご芳情に厚く御礼申します。
本年も相変わりませず、宜しくお願いいたします。

今年は５日から事務所も始動し、漸く正月気分も抜け始めました。
おかげさまで無事に歳も越せ、本年も各地で仕事をさせていただける喜びを感じずにはおれません。本年は例年にも増して忙しさが予想され、みな気を引き締めて望んでおります。
昨年感じるのは、良質な木材がかなり少なくなってきているということです。
貴重な資源にかかわらず、これまで山を省みなかったツケが、今になって露見しているようにも思うのです。
木の建築を生業とするひとりとして、大きな危機感を感じています。
その中にあって、少しでも魅力ある建築を創造することで、木の建築に対する認識を高め、木への愛着を育むことに繋がればと思っています。
それには現代の暮らしに寄り添った、生き生きとした木の建築を提供することが使命と思っており、及ばずながら、本年も微力を尽くす覚悟です。
どうぞ叱咤激励のほど、今後ともお願い申し上げます。
　（前田）