夏の山口邸

連日の猛暑。最高気温続出の毎日です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、久しぶりに山口邸の現場に行ってきました。
夕方の5時過ぎに行ったのですが、職人さん方はまだ黙々と作業中でした。
その日は朝から太陽が照りつけ、夕刻といえども現場は熱気が籠もっていました。
山口邸もかなり形がはっきりと現れ始め、設計図をご存じでなくても、どのような建物になるのかが分かるようになってきました。大抵、現場と図面とのズレや、小さな違和感などを感じたりするものですが、そういったこともなく、完成度高くまとまってきたようです。
職人さんたちの仕事の丁寧さと、前田さんの監理の徹底振りが伺える現場です。

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玄関入って左のご夫妻の寝室。
張り出しの濡縁が素足に気持ちよさそうです。
目隠しと外部との境界の壁も、もしかしたらとても威圧感があるのでは・・・とか、採光のことなど大丈夫?と心配していたのですが、濡縁が充分な広さがあるので、こちらは全く問題なし。
南北に取った窓から、気持ちいい風が部屋に通っていました。

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寝室を出て廊下を真っ直ぐキッチンに向かう途中、(奥さまこだわりの)化粧室があります。
程よい広さで、北側に面するこの空間。
きっと落ち着いた時間を過ごすことができるに違いありません。
尚かつ、こちらは洗面といい、造付けの家具といい”こだわりぬいた”空間です。
未だその全貌は明らかではありませんが、完成の暁には是非とも私も籠もってみたい空間です。
そのお隣には、これまた山口さんこだわりの浴室があります。
こちらは浴槽と並行して広い窓が設置されています。
ここに坪庭が作られるのですが、私の自宅の格子のはまった頭上の曇りガラスの窓とは大違い!しかもお隣さんの目を気にして締め切って入浴せざるを得ない、総タイル張りの浴室と比べ、なんとも贅沢なお風呂です。
我が家の窓は入浴後の換気用。
山口家の窓は坪庭観賞をうながす、全面透明ガラスです。
どこか旅館のようなお風呂。羨ましいです。

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ここに続く、奥さまご自慢のキッチン。
キッチン自体は梱包されて見られませんでしたが、こちらは広い!!です。
奥さまとお嬢さんが並んでお料理を・・・というのを想像していたのですが、お二人どころか、これはご家族でキッチンに入られても、何の苦もなく作業ができそうです。
よもや、奥さまはそれを想定してこの広い空間を取られたのでしょうか?
キッチン東奥に取った、ご家族食卓の場。
リビングからは少し奥まった空間ですので、お客さんがリビングに通られてもそうそう目線を気にすることはありません。東南に大きく取られた窓からは充分すぎるほどの光が射し込み、さっぱりとした気持ちのいい空間となっています。
北側には造付けの食器棚が設置されいます。
オーダーメイドなので壁一面にぴったりと納まり、またこれがちょっと昔の水屋ダンス風で、リビングからキッチンを眺める際の、立派なアクセントとなっています。
残念ながら階段を作業中でしたので二階へは上がることができませんでしたが、
本当に完成が楽しみです。
今回は時間の都合で山口さんご夫妻にお会いすることが叶いませんでしたが、
できたら完成直後と、住み込んだ山口邸もいずれ拝見させて頂きたいと思っております。
【夏休みの宿題感動秘話】
少しスペースをお借りして。
山口さんのお嬢さんが、【夏休みの宿題】の題材として選んだのが、
自分の家を作っている、『大工さんの仕事』 を、記録することでした。
現場の大工さんに、「いろいろとお話を聞かせて下さい」
と、自身で頼まれたとか。
これを聞いた中西専務は、感動のあまり目を潤ませたそうです。
(この話を専務から聞いたときも潤んでいました・・・・)
どんな宿題が出来上がるか、こちらのほうも楽しみですね。
  (かりの)