「日本家屋の暮らしと知恵」 その3

「日本家屋の暮らしと知恵」 その3

「日本家屋の暮らしと知恵」 前回に続き前田さんの講義の続きをレポします。 今回は皆さんにも分かりやすい内容みたいですよ。 どうぞご覧ください。 ~ サザエさん家に見る日本家屋の暮らし ~ では、それまでの日本の暮らしはど …

「日本家屋の暮らしと知恵」 その2

「日本家屋の暮らしと知恵」 その2

前回の「日本家屋の暮らしと知恵」の講義の続きをレポします。 ~ 高度成長期のLDKスタイルと住宅事情  ~ 日本の歴史の中でも、現代に入って日本の家屋はめまぐるしく変化しました。 特に高度成長の時代は画一的、横並びの価値 …

五十鈴塾講義「日本家屋の暮らしと知恵」  その1

五十鈴塾講義「日本家屋の暮らしと知恵」   その1

3月17日、五十鈴塾において「日本家屋の暮らしと知恵」という題で、前田さんが講義をされました。 当日はたくさんの方がお集まりくださり、好評のうちに講義を終えました。 最近忙しく、ブログを更新することができない前田さんに代 …

模索する日々

模索する日々

仕事の忙しさにかまけ、長らく間が開いてしまった。 年度末の締め切りと新規の仕事の依頼が重なり、瞬く間に時が過ぎた。 どうかご容赦いただきたい。 既に決まっている設計に加え、内容はまた追って紹介するが、石巻で大きな仕事にか …

和家具の仕事(3)

和家具の仕事(3)

「和家具」という言葉は、北尾春道著 『和家具』 彰国社刊で知った。 当時は家具というものも漠然と捉えていたし、西洋と区別する意味かと大雑把に考えてもいた。どちらかというと椅子とかテーブルといった洋式の家具が身近に溢れる現 …

山口邸を終わって

山口邸を終わって

1年にわたってご覧頂いた山口邸、如何でしたでしょうか。 家を作るには、ひとつのドラマのようなストーリーがあります。 私たちにとっても、家ごとに刻まれる思い出は、かけがえのないものです。 またブログという発信の試みは、私に …

民家と木の建築

民家と木の建築

私の仕事を評して、民家だという人がいる。 露わになった小屋組に丸太が組み上げられる。これが民家だという根拠らしい。 かつての民家建築に、丸太が縦横に組まれている姿を重ねていうのだろう。 建築の人でもそう思っている人が少な …

山口邸竣工(4) ユーティリティー~寝室

山口邸竣工(4) ユーティリティー~寝室

キッチンから板戸一枚を隔て、洗面、脱衣から浴室が続く。 とかく裏方の水回りだが、住まう上では欠かせない。 人間の生理と密接し、誰しも個の人として開放される場所である。 これらユーティリティーの連携に、坪庭を用いた。 家事 …

山口邸竣工(3) リビング~キッチン~ダイニング

山口邸竣工(3) リビング~キッチン~ダイニング

和室から20畳のリビングへと繋がる。 上階まで大きく差し掛けられた吹抜に、登り梁の存在感が空間を彩る。 2間半に掛かる登り梁は、丸太を曲がりなりに八角に落として使う。 もつ強度を損なわずに、造形に反映させるためである。 …

山口邸竣工(2) 玄関~和室

山口邸竣工(2) 玄関~和室

南から入る玄関が欲しい、奥さまの要望から決まった。 格子戸から射し込む光は、一日を通して明るい。 寝室前のデッキに面して西窓も開けられ、明るさももちろんだが、夜分帰る家族の気配も寝室から感じられる。 格子戸を入った正面に …